自費出版の印税の相場
商業出版の印税の相場は定価の10%、自費出版の場合はの相場は…?
商業出版の場合、印税の相場は定価の10%です。定価1,500円の本を3,000部作ったとして45万円です。
一冊の本を執筆するには大変な労力が必要で、これは少ないように感じますが、ベストセラーになって100万部売れたらどうでしょう?
定価:1,500円 × 1,000,000部 × 10% = 1億5000万円
こう計算するとすごいですね。
自費出版は、著者が製作費用の全額を負担する出版形態です。
自費出版業者によっては、商業出版の印税のように定価の10%や、初版では印税を支払わない契約とするところもあるようですが、 定価の40%〜50%などとしている業者もあります。
印税の支払い方法と支払い時期は…?
もうひとつ知っておきたいのが、印税の支払い方法です。ふつう商業出版の場合には印刷した部数が印税の対象になります。自費出版の場合はどうでしょう? 売れた部数に対しての印税契約が基本です。これを実売印税制度といいます。こうなると出版社にリスクはありません。
このように考えても自費出版の印税の相場が商業出版の印税の相場と同じではおかしいということが分かります。
次に印税の支払い時期です。本の販売は正規ルートでは取次ぎ会社を経由して全国の書店に委託されます。委託期間は6ヶ月が普通で7ヶ月目に売れた部数を計算して取次ぎ会社から出版社へ支払われます。このため実売印税制度の場合、出版社から著者へ印税が支払われるのは発売から8ヶ月目以降になります。
更新:2014年2月22日
PR |
PR |