自費出版 本ができてから

自費出版 契約時のポイント


出来上がった本は多くの人に読んでもらいたいものです。共同出版の場合、書店での販売やインターネット上での宣伝などの方法もありますが、私家本の場合でも次のような方法で多くの人に読んでもらう機会を増やすことができます。


国会図書館へ納本する

日本国内で出版される本は、国会図書館への納本が義務付けられています。これは市販本、自費出版本を問いません。納本のメリットとして、自分の本を半永久的に保管してもらえることのほか、閲覧希望者にはいつでも読んでもらうことができます。また、国会図書館の週報に掲載されるので内容によっては全国の図書館に紹介してもらえます。一般的には自費出版事業者が行ってくれることが多いのですが、個人で持ち込むこともできます。


自費出版図書館へ寄贈、登録する

東京・日本橋に自費出版本ばかりを集めた自費出版図書館があります。正式名称は「NPO特定非営利法人 自費出版ライブラリー」。約百平方メートルのフロアの本棚には自費出版本ばかりが2万冊以上並びます。ホームページ自費出版図書館への登録(有料)をすると、200字で自著の宣伝ができ、貸出を直ちに開始できます。


書店へ持ち込む

大手出版社が有名作家の作品を手掛けてもなかなか本の売れない昨今、書店では少しでも売れそうな新刊本を棚に並べたいと考えています。そんなところに素人の作った自費出版本を置いてもらうのは、容易ではありません。しかし本の内容がその地域特有の歴史や情報を盛り込んだ話題性のあるものであれば、地元のお客さんの目に留まることも多いので交渉次第では書店で取り扱ってもらえることもあります。


新聞社の社会部宛に出来上がった本を送る

自費出版の場合でもその内容が話題性やニュース性の高いものであればとりあげてもらえるかもしれません。内容が地域に密着したものの場合はその地域の新聞社などが有効候補です。

更新:2013年6月22日